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【ブギウギ】「OSK日本歌劇団」とは?宝塚との違いや歴史を簡単にまとめました
2023年朝ドラ『ブギウギ』の題材となる「OSK日本歌劇団」。
ドラマ上では、”USK歌劇団(梅丸少女歌劇団)”として登場します。
この記事では、OSK日本歌劇団について成り立ちや歴史、宝塚との違いなどをまとめました。
2022年に100周年を迎えたOSK日本歌劇団のさらなる発展につながる記事となれば幸いです。
楊琳さん登場✨
OSK日本歌劇団の歴史
大阪松竹座の開設にあたり、新たな出し物として少女歌劇に取り組むことになり、1922年4月、OSK日本歌劇団の前進団体「松竹楽劇部」が結成されました。
かつては同じ関西で宝塚歌劇団としのぎを削るほどの人気で、「歌の宝塚、ダンスのOSK」と言われていました。
OSKに続く劇団として東京にSDKを創設しますが、その影響もあってOSKの東京での公演は長らく休止となり、その間に、東京での公演体制を整えた宝塚歌劇団とは知名度や人気に大きく差が開いてしまうこととなりました。
OSK日本歌劇団は、2003年5月に一度解散となりましたが、同年8月に有志団員により「OSK日本歌劇団存続の会」として活動を再開し、2004年7月「New OSK日本歌劇団」として復活を果たします。
その後、今の「OSK日本歌劇団」に改称し、2022年、無事100周年を迎える歌劇団となりました。
現在は、春に大阪松竹座での公演、秋にたけふ菊人形会場での1ヶ月公演、その他、京都南座、大丸心斎橋劇場、近鉄アート館、東京の劇場などで年間5、6本の公演を行うのが主流となっています。
心斎橋の「OSKレビューカフェ In ブルックリンパーラー」では、5〜6名規模のショーやトークショーなどを年間を通して行っています。
2023年現在のトップスター
2023年現在、OSK日本歌劇団のトップスターは下記の通りです。
トップスター | 楊 琳 |
娘役トップスター | 舞美 りら |
娘役トップスター | 千咲 えみ |
2021年より、トップスター楊琳、娘役トップスター舞美りら・千咲えみの体制になりました。
明確に娘役トップスターと称されたのは舞美りらさんと千咲えみさんが初めてです。
宝塚歌劇団との違い
初見でOSK日本歌劇団を見ると、「宝塚みたい」と言われることもしばしばありますが、両劇団にはそれぞれの魅力がありますのでぜひ違いなどを感じて頂けたらと思います。
ここでは、OSK日本歌劇団と宝塚歌劇団との分かりやすい違いをピックアップしました。
OSK日本歌劇団の本拠地は大阪
宝塚歌劇団は、宝塚大劇場・東京宝塚劇場が本拠地で本公演を行っており、その合間に全国ツアーを組んで全国を回っています。
一方、OSK日本歌劇団は春の松竹座公演が本公演としてパターン化されているのみです。
近鉄アート館や大丸心斎橋劇場などでも複数回公演を行っており、大阪中心部での公演回数が多くなっています。
トップスターにとらわれない様々な公演形態
2019年にトップスター・娘役トップスターが明確化されましたが、それまで長らく”娘役トップ”というのは固定化されていませんでした。
宝塚歌劇団では、本公演では必ずトップスターが主演、トップ娘役が相手役というのが固定されています。
OSK日本歌劇団も娘役トップスターが明確化され、近年は、松竹座や南座での公演は、基本的にトップスターが主役で娘役トップスターが相手役となることが多いですが、その他の公演ではトップ以外も主役を務めることがあります。
主演を張れるスターの層が厚いこともOSK日本歌劇団の特徴かもしれません。
高速・足上げ回数が多い圧巻のラインダンス!
OSK日本歌劇団も宝塚歌劇団も、ラインダンスはショーの中で必ず演目に入ってきます。
OSK日本歌劇団の特色といえばこのラインダンス!足上げ回数と速さを誇りにしており、初めて見たときは感動しました。
高速で高く足を上げ、一糸乱れぬパフォーマンスは圧巻です。
OSK日本歌劇団を観に行くには?
OSK日本歌劇団公式チケットサイトかイープラスなどでチケットを購入することで公演を見ることができます。
金額は席種によってバラつきがあります。
大阪松竹座・京都南座などの公演では、芝居・レビューショーの2本立てが一般的ですが、例えばたけふ菊人形劇場での公演は1時間ほどのレビューショーだけの構成もあります。
OSK日本歌劇団は、ダンスも歌も素晴らしいので、気軽に体験してみたい方はぜひレビューショーを一度見ていただくことをおすすめします*(福井県のたけふ菊人形劇場の公演は、なんと!2,000円で観劇できます。)
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